2009年9月7日月曜日

週のはじめはクロス円高&先端研究助成基金の行方

キウイ円は週のはじめから徐々に上昇。「種まきをしたい」とか言っておきながら、ポジションをいくつかクローズしました。上昇したんだからしょうがないんです。あとひとつポジションをクローズすると今週の予定は消化終了となるのですが、動きの鈍さを考えると、今日はさすがに無理かなあという感じです。
まったりといきたいと思います。

ドル円はあまり動かず。どうしようもないですね。

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業界ネタ。独断と偏見に満ちた勝手な内容。

山中教授ら30人に2700億円…先端研究助成配分決定

政府の総合科学技術会議(議長・麻生首相)は4日、今年度の補正予算で創設された先端研究助成基金(総額2700億円)を配分する研究者30人を決めた。1人当たり3~5年で30億~150億円という前例のない巨額研究費。年度ごとの予算に縛られない仕組みも導入し、世界をリードする研究を集中的に支援する。

総額2700億円の先端研究助成基金の配分先が先日決まりました。研究者30人に配分されるのですが、配分先が偏っているのではという意見が「業界」では出ています。

確かに偏ってはいます。
ただ、この「先端研究助成基金」というのが、他の種類の公的な研究資金とは毛色が違うということを、業界の人達は知っておいた方がいいのではないでしょうか。この基金は「景気対策」のカラーが強いのです。twitterでもつぶやきましたが、一連の景気対策は政府部門の資金を民間によどみなく行き渡らせるのが目的で、「先端研究助成基金」は研究機関経由のもの、という位置づけと思われます。景気対策となると、資金を広く行き渡らせることができる、大型プロジェクトに慣れた人に資金を託す必要があるのだと思います。
プロジェクトの成功や研究の独創性や先進性はあまり重要視されていないのでしょう。

民主党政権が先端研究助成基金の扱いをどのようにするのか、配分をストップするのではと言われていますが、私は配分はそのまま行われるのではと思っています。
理由は簡単に言うと、そこまで手が回らないから、そして、スケープゴートにするにはインパクトが弱すぎるからです。官僚がどっちを向くのかにもよるのでしょうが。