2009年9月12日土曜日

個人崩しはないと思うのですが>ドル安

これは2日の記事。

個人のドル/円買い建て玉が過去最高、ファンド勢は売り崩し狙う

為替市場ではドル/円相場を読む上で、個人投資家のポジションがこれまでになく意識されている。個人投資家は円高の進行で値ごろ感から過去最大のドル買いポジションを積み上げる一方、金融機関のディーラーやファンド勢などは世界的な株価調整を手掛かりに一段の下落を見越した売り崩しを狙う。

 個人が損失確定の売り戻しに動くポイントは7月安値からやや円高水準の91円半ばといわれており、売買が交錯しやすい状況が続きそうだ。


インターネットのコミュニティ内では91円でロングというコメントはちらほら見られましたが、くりっくのポジション動向を見ても、ロングに傾いているというわけでもなさそうで、個人が91円台で簡単に投げるのかというのは、私にとっては疑問でした。
投げるのなら87円割ってからでは?とは思いましたが。

金曜日の引けでまた値が上がっていたので、まだ買いたい向きがあるのかなあとなんとなく考えています。上がりのスピードが遅いのでセリングクライマックスには見えず、まだ下がるのかなあと思ったりしますが、90という節目での防御もあるのかなと思ったりしました。介入はないと思いますが…

…等と勝手に分析したりもしますが、分析の前に仕込みは終わっていたり(ぉぃ

2009年9月11日金曜日

ドル円下がりっぱなし

今日はドル円から先に。
大きく反発することもなくダラダラと下がっているという印象があります。大きく落ちてくれれば、それこそ90割れまでしてくれれば反転となるのかもしれませんが、こういうダラダラした下落には終わりは見えて来ず、ドルロングだと本当にきついんじゃないかと思います。私はドルショートなので気楽なものですが。

キウイ円はキウイ高と円高の間で揺れています。夕方63台に落ちましたが、その後はまた64の前半に。こうなると値幅で稼ぐ身としてはとてもきついです。金利差もおおきくありまえんから、数年前のようなスワップで稼ぐという妙技も使えません。

今週はかろうじて予定を消化できそうですが、来週もこんな感じだと、調子を崩しそうです。

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OSのアップデート。Mac OS X 10.6.1。
10.5と比べ、10.6は処理速度が上がってます。発売翌日に飛びついて良かった。

2009年9月10日木曜日

キウイ円動きなし&ロバート・キヨサキのYahooコラム

キウイ円、朝のRBNZの政策金利発表の前後で大きく落ちたようですが、その後は戻してますね。で、夕方に一度少し落ちて、また少し戻している、と。
今週はドル円の動きとは対照的に、全体的には静かな動きです。

おかげで、久しぶりに儲かってません(泣

ドル円は91に片足を突っ込んでは引っこ抜きの繰り返しで、びびってないでとっとと飛び込めと背中を押したくなりますが、押して驚かせると大慌てで陸に上がってきますので、機が熟すのをのんびり待っていようと思います。

あ、また91に落ちてきた。今度こそダイブするか?

いいぞバーバラもっとやれ。

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さて、本日は業界ネタとは別の話題。

ロバート・キヨサキのコラムはYahoo!の日本サイトにもありますが、原文は米国のサイトにあります。8月の下旬に新しいコラムが掲載されました。

"Preparing for the Worst"というタイトルです。一部引用すると、

The stock market has been going up since March 9, 2009. Talk of "green shoots" fill the air. Yet, in spite of the more positive news, I continue to recommend that people prepare for the worst.

とあり、最悪期はまだ脱していないと言っています。

また、根拠はないが最近の米国の株式相場が操作されていると信じている、政府の機関がポジティヴなコメントをするが、それを聞く度に「カエルの電気ショック」(筋肉に電気を流してジャンプさせる)を思い出す、この危機がウォールストリートや各国の中央銀行等によって引き起こされた、歳を取り401(k)プランから資金を引き上げるベビーブーマー層が今後増えるだろう、人口統計によれば老人と若者の世代間闘争に入りつつある、等、悲観的なコメントが目立ちます。

悲観的なコメントを読んで暗い気持ちになるのではなく、自分なりに対策を取るべきだという私のいつもの意見はさておき、日本がかつてor今経験してることを、将来アメリカも経験するのであろうということですね。
で、日本の場合は国債等を国内で消化しているのに対し、米国は海外に消化してもらっているわけですから、同じ問題を抱えているのなら諸々のリスクは米国の方が高いということになりますね。

そういうのとかその他の理由とあわせて判断すると、私はドル円をドルロングに出来ないのです。たとえ短期的なトレードだとしても。

2009年9月9日水曜日

キウイ円少し上がり気味&学会のボスの権力

キウイ円は9時前にじりじりと上がってきました。この時間帯にはこのような上昇がよくあるのであまり驚いていませんが、昨日から動きらしいものが見えないので、ここらで大きく振れていただければ大変ありがたいなあと思ってます。
明日はRBNZとBOEとBOCの政策金利の発表ですか。あれ?ECBは明日じゃない?RBNZについては据え置きという見方が支配的ですが、もしかしたら利下げもあるかもという意見もあるようで。ちょっと不安材料があるのがちょうどいいのかもしれませんが、万が一利下げとなった場合には、私にはチャンスです。当然、買い向かいます。

ドル円は92.5付近。底を打ったという印象がないんです。あまり大きく下げることもないけれど、上がったり下がったりしながら下へ向かっていく、そんなイメージを私は持ってます。

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本日も業界ネタ。この事件、業界へのインパクトが大きいようで、私の周辺でも動きが慌ただしくなっています。わたしゃそんな悪いことしてませんし、するほどリッチな環境でもありません(笑

で、池田氏のブログ

科研費をもらった研究者なら知っていると思うが、こういう研究費の配分は大学の偏差値と学界のボスの権力で決まり、内容はほとんど関係ない。

あああ、これはあるところもあれば、ないところもあります。ということは、「ある」ということですね。研究の世界は「解る人にしか解らない」ので、どうしても責任もってやってくれそうな人にしか、お金が回せない、というところでしょうね。そこいらへんを逆手に取って、ということはもちろん全てではないにしろ、あると思います。

で、その「学会のボス」の権力に、意識して又は無意識のうちにしがみつく人達もいるかと言えばいます。ボスの周りにそういう人達がいっぱい集まって派閥というか集団というか、そういうものができてくるわけです。で、資金が割り振られるというか、ばらまかれる、と。

というわけで、研究者というのは見た目以上に下衆だったりします。もちろん私利私欲のためにやってるという人はごくわずか(と信じたい)で、ラボの部下・非雇用者や学生・院生の生活や教育・研究活動のために、「生きるために」やっていることなのです。

でも、そういう「仕方なく」的なことを惰性でやっているというところもあるわけで、新政権でこのあたりがどう変わってくのか、私は興味を持って見ています。新政権で何も変化がないとなると、日本の教育・研究・科学技術関連は暗いものになるかもしれません。



2009年9月8日火曜日

ドル円が元気&理研の主任研究員逮捕

キウイ円はあまり動きがなく、相場をはってる側もやることなし、です。たまにはこんな日があってもいいとは思いますが、金利差があまりない今は、あまり続いて欲しくないですね。というわけでコメントもあまりないです。

ドル円は…来ました。金が1000台に突入したのもそうですが、ドル安に傾いています。当然ドル円は92円を割れようかといったところ。これでも他の通貨と比べれば甘いんですけどね。80円台突入、もう期待してます。早いですか?

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本日も業界ネタ。独断と偏見。好き勝手に書いてます。

理研主任研究員、背任容疑で逮捕 1100万円架空発注

文部科学省所管の独立行政法人「理化学研究所」(埼玉県和光市)で研究用物品を架空発注し約1100万円の損害を与えたとしたとして、警視庁は8日、同研究所主任研究員和田達夫容疑者(53)=同県志木市館2丁目=を背任容疑で逮捕し、発表した。精密機器製造販売会社「秋葉産業」(東京都豊島区)の代表取締役嘉藤悦男容疑者(76)=茨城県つくばみらい市絹の台6丁目=も同容疑で逮捕した。

ううむ、これは悪質。

テレビ等は官僚叩きが大好きですが、研究者の中にも悪徳官僚真っ青の悪人がいたりします。過去の空出張や架空請求絡みの報道は割と頻繁にされてます。ここ数年の事件の中で最も大きく報道されたのが、研究資金で投資信託を買っていた、というものです。今回はそれを上回るスケールかもしれません。

一部の極めて悪質なケースを除き、このような架空請求に手を出す理由は、政府からの研究資金の使い方に柔軟性がない、というものでした。例えば、単年度で使い切らなければならないとか(架空請求しておき、次年度も資金を使えるようにしておく)、大学の学生や院生が学会発表するための旅費を研究資金から出せないとか(空出張で学生・院生の旅費を捻出)、多くの場合そういった理由だったのです。他には、院生の旅費を捻出するために、一部の院生に「研究を手伝ってもらった」ことにして、謝金を発生させ、それを当該の院生に渡さずに学会発表をする院生全員の旅費としたりとか。もちろん、それはそれでやっちゃいけないことなのですが。

で、そういう事件の発生を踏まえて、研究資金を年度を超えて使うことができるようにしたり、学生や院生に旅費や人件費を支払ったりできるよう、研究資金にも柔軟性が出るよう、改善されてきたわけです。その一方で、やっちゃいけないことをやった場合には、厳しいペナルティが科せられるようになっています。下手すると研究者生命にトドメを刺されてしまいます。

今回の事件は明らかに悪質で、かなりきつい判決や社会的制裁がなされるのでは、というか、なされるべきと思います。研究者もそうですが、業者も他の研究機関からの取引が一斉に停止され、下手をすると倒産ということになるかもしれません。

日本の発展のために使うのだからと、科学技術関連の予算は国民から甘く見られますし、ここ数年の緊縮財政の中でも聖域扱いされてきました。民主党政権下でどういう扱いになるのか、私も含め、業界全体が注目しています。

2009年9月7日月曜日

週のはじめはクロス円高&先端研究助成基金の行方

キウイ円は週のはじめから徐々に上昇。「種まきをしたい」とか言っておきながら、ポジションをいくつかクローズしました。上昇したんだからしょうがないんです。あとひとつポジションをクローズすると今週の予定は消化終了となるのですが、動きの鈍さを考えると、今日はさすがに無理かなあという感じです。
まったりといきたいと思います。

ドル円はあまり動かず。どうしようもないですね。

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業界ネタ。独断と偏見に満ちた勝手な内容。

山中教授ら30人に2700億円…先端研究助成配分決定

政府の総合科学技術会議(議長・麻生首相)は4日、今年度の補正予算で創設された先端研究助成基金(総額2700億円)を配分する研究者30人を決めた。1人当たり3~5年で30億~150億円という前例のない巨額研究費。年度ごとの予算に縛られない仕組みも導入し、世界をリードする研究を集中的に支援する。

総額2700億円の先端研究助成基金の配分先が先日決まりました。研究者30人に配分されるのですが、配分先が偏っているのではという意見が「業界」では出ています。

確かに偏ってはいます。
ただ、この「先端研究助成基金」というのが、他の種類の公的な研究資金とは毛色が違うということを、業界の人達は知っておいた方がいいのではないでしょうか。この基金は「景気対策」のカラーが強いのです。twitterでもつぶやきましたが、一連の景気対策は政府部門の資金を民間によどみなく行き渡らせるのが目的で、「先端研究助成基金」は研究機関経由のもの、という位置づけと思われます。景気対策となると、資金を広く行き渡らせることができる、大型プロジェクトに慣れた人に資金を託す必要があるのだと思います。
プロジェクトの成功や研究の独創性や先進性はあまり重要視されていないのでしょう。

民主党政権が先端研究助成基金の扱いをどのようにするのか、配分をストップするのではと言われていますが、私は配分はそのまま行われるのではと思っています。
理由は簡単に言うと、そこまで手が回らないから、そして、スケープゴートにするにはインパクトが弱すぎるからです。官僚がどっちを向くのかにもよるのでしょうが。

2009年9月6日日曜日

今週のスタンス

http://ottofund.cocolog-nifty.com/blog/から引っ越してきている途中です。

ブログ村さんからの引っ越しは完了しました。
外国為替FXブログナビさんの引っ越し手続きは現在進行中です。

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今週の私のスタンス、以下の通りです

キウイ円は64台の前半で一部を売り(というかクローズ)。その上では65.5でさらに売り。買うのは62.5から。その下は62ちょうど。基本的には引き続き「種まき」です。

ドル円は94.00で売り。その上は95.50で売り。売りポジションのクローズは91.20あたりです。

キウイ円の種まきをしたいので、更なる円高を期待しています。