2016年3月5日土曜日

IMM: Brexitがテーマに加わる

いわゆるIMMのポジション動向、3月1日付のデータが今朝発表されました。

CME Non-Commercial (2016/03/01)
[CAD] Long: 31018; Short: 61496 (Change: -469; -6931)
[CHF] Long: 19723; Short: 21230 (Change: -490; -1304)
[GBP] Long: 38965; Short: 78343 (Change: 3486; 9796)
[JPY] Long: 94070; Short: 34445 (Change: 1694; -5197)
[EUR] Long: 103965; Short: 172506 (Change: -3601; 18083)
[NZD] Long: 16593; Short: 20750 (Change: 625; -1833)
[AUD] Long: 76480; Short: 59619 (Change: 3957; -3329)

先週、先々週の全面的ドル売りから「一部」変化あり、です。

その「一部」を表すキーワードが、"Brexit"。

ユーロとポンド、ショートのサイズからロングのサイズを差し引いたネットショートが増大しています。特にショートのサイズの増大が顕著で、ユーロ、ポンド共に10%以上にもなっています。


その他の通貨は、ロングのサイズからショートのサイズを差し引いたネットロングが増大しています。先週までの動向を引き継いでいます。
ただし気になるのは日本円。円ロング(ドル円ショート)のサイズが大きくなり続け、円ショート(ドル円ロング)のサイズも減少が続いています。にもかかわらず、円高が続いているかといえばそうでもなく、むしろ今週は円安ではないかと思われる動きも。今のところNY時間は円を買う動きが続いていますが、NYの動きが逆転した時にどうなるか、気をつけておいたほうがいいかもしれません。