2016年4月30日土曜日

IMM: パンパン豪ドルロング

いわゆるIMM、26日付のデータが今朝公表されました。

CME Non-Commercial (2016/04/26)
[CAD] Long: 37104; Short: 25105 (Change: 4631; -60)
[CHF] Long: 23990; Short: 14725 (Change: 4131; 4276)
[GBP] Long: 40431; Short: 89100 (Change: 7666; 1183)
[JPY] Long: 97470; Short: 30972 (Change: -8240; -2868)
[EUR] Long: 99072; Short: 138739 (Change: -2139; -9389)
[NZD] Long: 24459; Short: 17075 (Change: 1785; -248)
[AUD] Long: 109932; Short: 50392 (Change: 12460; -2974)

先週までのドル売りポンド売りの流れに変化あり、です。

注目すべき通貨はオーストラリアドルと円。

その中でもすごいのがオーストラリアドル。
ロングのポジションのサイズが膨大。ショートのサイズは減少。
ということで、ロングのサイズからショートのサイズを引いたネットロングも増え、極めて大きくなっています。

そしてドル円。
円ロング(ドル円ショート)のサイズから円ショート(ドル円ロング)のサイズを引いたネットロングが減少。先週の日銀関連の報道でドル円が上昇したのが反映されています。
そしてロングだけでなく、ショートのポジションも縮小。

この2つの通貨ですが、今週前半と後半では動きが真反対。
特にオーストラリアドル円については、膨大なオーストラリアドルのネットロング下での下落となっており、この先一体どうなってしまうのかと、恐ろしくもあり、わくわくするところでもあります。

一方ドル円は、今週末の下落で円のロングポジションがどれだけ積み上がるかが気になるところ。かつてのユーロドルのネットショートのような膨大な数値になってしまうのか、その時のドル円のレートはいくらになってしまうのか、これも気になるところです。

そんなわけで、来週の相場の動きと、来週末に発表されるデータを楽しみに待ちたいと思います。