2016年1月9日土曜日

IMM: ドル円がやはり年初のテーマ

いわゆるIMMポジションの最新のデータ、1月5日付のものが本日朝公開されました。

CME Non-Commercial (2016-01-05)
[CAD] Long: 40898; Short: 101028 (Change: -6700; -7357)
[CHF] Long: 26419; Short: 22799 (Change: -417; -473)
[GBP] Long: 44662; Short: 75158 (Change: 4186; 3660)
[JPY] Long: 67471; Short: 63368 (Change: 22463; 1134)
[EUR] Long: 66857; Short: 227500 (Change: -116; -23)
[NZD] Long: 16842; Short: 15263 (Change: 1871; 146)
[AUD] Long: 46047; Short: 59808 (Change: 1281; -2503)

注目はドル円。今月1日に発表された昨年12月29日のデータから、「ドル円ショート派が台頭」という記事を書き、そこで

注目すべきはドル円。
ショート(=ドル円ロング)のサイズが減少する一方で、ロング(=ドル円ショート)のサイズが増大。ドル円ショートを志向する傾向が顕著になってきています。
ただし、本当にドル円ショートが優勢になるかは、少なくとも今週末(=今日付)のデータを見ないとわからないと思いますが、注目して損はないと思います。昨日の下落もありますし。

と指摘しました。
今週の為替相場の動きはご存知の通りで、ドル円は下落。ドル円ショート派の期待通りになりました。


5日付のドル円のデータを見ると、ロング(=ドル円ショート)のサイズが増大し、ショート(=ドル円ロング)のサイズよりも大きくなっています。

また、他の通貨ペアと比べてポジションサイズの変化が極めて大きく、このことからドル円が年初の為替相場の中心であったことは間違いないと思われます。

現時点でポジションがどうなっているかですが、このデータが5日付のものであり、5日以降もドル円が下落し続けていることから、ロングのサイズが増大している可能性はあります。
実際そうであるかは来週12日付のデータに現れるでしょう。