2016年2月27日土曜日

IMM: 全方位的ドル売りが23日まで続いた

いわゆるIMM、23日付のデータが今朝公表されました。

CME Non-Commercial (2016/02/23)
[CAD] Long: 31487; Short: 68427 (Change: 2410; -5735)
[CHF] Long: 20213; Short: 22534 (Change: 72; -1973)
[GBP] Long: 35479; Short: 68547 (Change: -1033; -4220)
[JPY] Long: 92376; Short: 39642 (Change: 7858; 3025)
[EUR] Long: 107566; Short: 154423 (Change: -6404; -7752)
[NZD] Long: 15968; Short: 22583 (Change: 1503; -199)
[AUD] Long: 72523; Short: 62948 (Change: 5783; -985)

16日付のデータと同様、上に示す全ての通貨で、ネットロングの増大またはネットショートの減少。ドル売りが継続していたことを示しています。

ただし、24日、今週水曜日以降相場のトレンドが変わったことには注視しておいたほうがいいと思います。次のデータには、水曜日以降の相場が反映されるかと。

個別に見ていくと、まず注目すべきはドル円。
ロング(ドル円ショート)、ショート(ドル円ロング)のサイズ共に増大。ネットロングのサイズが増大しています。
ロングとショートのサイズのトータルも大きく増え、ドル円の注目度が高まっていると言えるでしょう。実際の相場も、そのような動きをしています。

円と対照的に、ユーロはロングもショートもサイズが減少。ポンドも同様の傾向を示しています。

オセアニア通貨は、ロングのサイズが大きく増え、ショートのサイズが減少。
ニュージーランドドルはネットショート、オーストラリアドルはネットロング。

先日まで大きく下落していたカナダドルはショートのサイズが大きく減少。